『ようこそ!バレエの世界へ!』
―文化庁芸術祭大賞など受賞の日本有数のバレエ団による本格バレエ公演!―
世界中の劇場で長らく愛され続けているバレエを解説つきでご覧いただきます。
小学校1年生~中学校3年生までを対象とした公演です。
トップダンサーをはじめ総勢約50名のアーティスト・舞台スタッフによる、劇場でのバレエ公演。
バレエが初めてでも楽しめる4つの演目プログラムで構成されています。
―浮かんでは消える“少女の想い”が心に響く名作―
穏やかでユーモラス、かつ独特の切なさを帯びたTHE英国バレエ『ソリテイル』。
人間を探求するバレエの製作に生涯をかけたマクミランの出世作は“必見”です。
振付 ケネス・マクミラン 音楽 マルコム・アーノルド 美術 キム・ベアスフォード
世界で最も人気の高い英国生まれの振付家ケネス・マクミランは、バレエの劇的で感情的な領域を広げたことで知られています。
主人公の少女は、周囲の友達の輪の中にうまく入っていくことができません。少女は、ときに部外者であり、観察者であり、仲間に入ろうとしても、最後はいつも一人なのです。あるいは友達たちは少女の想像の中にしか存在しないのかもしれません。
実際に観劇したあとには余韻が残り、胸の奥が熱くなったまま。そんな体験を味わえるバレエです。マクミランの想像力と説得力に満ちたこのバレエは、その後に続く現代の振付家に多大なる影響を与えました。
アカデミー賞受賞歴のあるマルコム・アーノルドの音楽も魅力的です。彼の作曲した音楽は、快活でウィットに富んだリズムや、イングランド/アイルランド舞踊を彷彿とさせるメロディ、そしてメロウでうっとりするような旋律が続きます。その中で、周囲にうまく対応することができない少女の憧れ、憂いを、穏やかでユーモラスに描かれた傑作として知られています。
月並みな表現ですが、音楽やダンスは、世界中のあらゆる文化圏に登場する芸術です。バレエは美術館やコンサートに行くのと同じで、行くという行為から知ることができるのです。そして、誰でもバレエを楽しむことができます。
参考までに専門家がバレエを見るとき、どんなところに注目しているのかのヒントがここにあります。
バレエは中世イタリア、フランスをルーツとする古典芸術で、世界中の国々で上演されている舞台芸術です。バレエダンサーになるには多くの努力と時間が必要です。バレエといえば、印象的な跳躍やターン、そしてポワントシューズ(トゥシューズとも言います)が有名です。その魅力は、世界で最も難しいことを、最も簡単にこなしているように見えることです。
バレエの作品をつくるのは振付家の仕事です。振付家はストーリーを伝えたり、創意工夫を伝えたり、音楽からインスピレーションを受けたりしながら作品を考案します。ステップには、何百年にもわたるバレエの歴史に基づいた伝統的なものもあれば、新しく考案されるものもあります。
バレエを盛り上げる要素のひとつである舞台セットは、作品に応じて、森や湖、お城や町の広場のようなセットであったり、シンプルな背景や美しいシャンデリアだったりします。バレエダンサーの衣装は、象徴的なチュチュのような古典的なものから、現代的なものまで幅広く、踊りを制限しないように新しい素材やテクノロジーが使われ、つねにファッション業界にも影響を与えています。舞台照明は、情景や場面に対応して変化するだけではなく、登場人物の心の動きを観客に届けることにも役立ちます。
公演日時 | 会場 |
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2024年9月6日(金) | 君津市民文化ホール 大ホール (千葉県) |
2024年11月13日(水) | 高周波文化ホール(新湊中央文化会館)(富山県) |
本ツアー公演のチケットは、一般販売しておりませんのでご了承ください。
本ツアー公演は、ピアノ演奏および特別録音を使用しての上演です。
スタッフ
- 芸術監督 小林紀子
- 照明 五十嵐正夫(シアターブレーン)
- 衣装チーフ 横山美樹
- バレエミストレス 児玉玲子
- 制作 小林健太
- 舞台監督 森岡肇(ハージャイム・ステージスタッフ)
- 音響 佐藤利彦
- 衣装提供 小林紀子バレエ・シアター
- ミュージックスタッフ 青木萌絵